愛媛県松山市が東雲小学校に併設する市教育研修センター(文京町)の4月開設を前に、市教育委員会と愛媛大教育学部は29日、教職員養成や教育研究などで相互に連携協力する覚書を締結した。
 両機関は2002年5月、連携協力の覚書を締結。今回の覚書は、センター開設や愛媛大教職大学院の設置に合わせ、連携をさらに強化するのが狙い。
 センターには市が指導主事や事務職員ら計20人を配置。愛媛大の教員9人が所属する「大学連携室」を設置し、日常的に情報交換しながら、教職員研修の見直しや講師派遣などの支援を行う。愛媛大は4月に設置する教職大学院の学生や教員らが市内の小中学校の授業見学や実習などを行いやすくし、即戦力となる教員養成を図る。
 29日は松山市文京町の愛媛大で調印式があり、市教委の山本昭弘教育長と愛媛大教育学部の三浦和尚学部長が覚書に調印した。